◎ストレスによる身体のコンプレックス◎
「海外を飛び回る仕事。たくさんの人に出会える仕事。言語を活かせる仕事。」という夢を持って大学の国際関係学部に入学しました。
その頃、両親はシンガポールに住んでいたので、毎年1~2か月はシンガポールで過ごし、近隣諸国に行ったり、語学勉強をしたりしていました。
日本での生活はというと、海外に遊びに行きたいという思いで、お金を貯めるためにバイトに明け暮れる毎日でした。
そんな不規則的な生活がたたってか、ストレスが溜まり、手先に数十個のイボができ、潰瘍が指先にたくさんできてしまいました。
次第に手を人前に出すのが恥ずかしくなりました。
「その手どうしたの?」
と言われるのがつらくてしょうがなくなった私は、いつも指を曲げて見られないようにしていました。
病院では「抗生物質」「イボを焼く」そんな治療の繰り返し。
でも、全く良くならない。
嫌気がさして、もう「いやだ」と思い始めたころ看護師でもある母親にシンガポールに来なさいと言われました。
イギリスの西洋文化と、中国の東洋文化が混ざっている国、シンガポールには、日本にはないものがたくさんありました。
そこで出会ったのが、「ホメオパシー」と「アロマテラピー」でした。
ホメオパシーは医学的に証明されていないものですので賛否両論ですが、悩みに押しつぶされそうだった当時の私は「とにかく治るなら」という思いで受けてみたのです。
そこで診断してもらい指示にしたがったところ、半年後には、すっかり完治してしまったのです。
そこで、「自然療法」、「自己免疫力」の大切さと、無限にある自分自身の体の可能性を知りました。
その後の私は身体がとても敏感になり、今まで使っていた化粧品にも肌荒れを起こしてしまい、母親から「アロマテラピー」を教えてもらって徐々にナチュラルなものに切り替え肌荒れも治りました。
そうして、私の生活はナチュラル志向になり、肌がみるみる元気になったのです。
その頃から、自分の力を最大限に引き出してくれるものって何かな?私にとっては自然療法も必要だと思う。
それに、もし、私自身が周りの人にそんなサポートが出来たらステキだな~と漠然と思うようになりました。
自分の想いにうっすらと気付きながら、就職活動が始まりました。
シンガポールのチャイナタウンには中国のモノが沢山溢れています。
リトルインディアというインド人が多く住む区域では、インドのモノが手軽に手に入り、1つの国に沢山のミニチュア国があるような国、シンガポールはグローバルであり、ローカルでもありました。